遊戯王ZEXAL  第42話

第42話「遊馬とカイト 魂のタッグ・デュエル」



いよいよ始まったタッグデュエル。



IVの召喚したモンスターでカイトに効果ダメージ。

続くカイトがフィールド魔法を発動。

フォトンモンスターを持たないIIIとIV、そして遊馬にまで効果ダメージが及ぶ。

遊馬を仲間と認めないカイトは一人で戦おうとするが。

ハルトを助ける為にはカイトと協力して勝たなければならないと、アストラルに諭される遊馬。



IIIがNo.33 オーパーツ−超兵器マシュ=マックを召喚。

続く遊馬もホープを召喚。

遊馬がナンバーズを持っていると知り、驚くIIIとIV。



IVがNo.15 ギミック・パペット−ジャイアント・キラーを召喚し、ホープが破壊されてしまう。

カイトのモンスターを守ったのは、遊馬が発動したトラップ、攻撃の無敵化だった。

執拗にカイトを挑発するIV。

儀式で苦しむハルトの姿を見せつけ、カイトを煽る。

激昂したカイトが遂にギャラクシーアイズを召喚。

しかし、全てはIIIとIVの罠だった!

カイトがピンチに。





で、今回はここで終了。

タッグデュエルでお互いいがみ合いながらも、

ハルト救出で一致団結したカイトと遊馬の結束がみられるかと思っていたのですが。

それはまだ先の様です。



カイトがナンバーズハントをする理由も、IVの口から明かされました。

IV達はDr.ファイカー側の内部事情をかなり詳しく知っている様子。

事情を知ってしまった遊馬は動揺するが。

今はハルト救出の為にデュエルに専念しろというアストラルの忠告で持ち直す。



しかし、無事ハルトを救出できたとして、

ハルトの病気を治す為に本当にナンバーズが必要だとしたら・・・。

ナンバーズを渡せば、アストラルが消えてしまうし。

遊馬は魂ごと狩られてしまう。

同情しても、ハルトを助ける事は遊馬には出来ず、逆に邪魔する事になってしまうジレンマが。



ただ、ハルトの病気を治すと言うDr.フェイカーの約束が本当に果たされる保障はなく。

Dr.フェイカーやMr.ハートランドが信用ならない事はカイト自身も知っていて、

それでもその約束にすがるしかない程、切羽詰まっているんだなぁ、きっと。

悪魔に魂を売ったと言うカイトの非情な覚悟、見ていて辛い。



ハルト救出後は、カイトとのデュエルは避ける事の出来ない宿命だと、

遊馬が覚悟を決めるしかない。

その前に、Dr.フェイカー達の真実が明かされて、

フェイカーの野望の為にカイトとハルトは利用されていたのだとすれば、

カイトと遊馬は協力し合える??



オービタルが今回ちょっと可愛かった。

小鳥にポンコツ呼ばわりされて怯えたり。(笑)

女の子は怒らせると怖いんだぞ!

カイトを非難する小鳥に対して、カイトをフォローして庇ったり。

オービタルはカイトの短所を理解してるんですね。(笑)

単なる忠実な部下ロボットじゃなくて、感情があって、カイトを慕っている様子が健気です。



小鳥「遊馬をバカにすると承知しないんだから!このポンコツ!」

オービタル「・・・この人、カイト様より怖いかも・・・。」

小鳥「なによあの人!遊馬に助けてもらった癖に!」

オービタル「・・・すいません。カイト様はああいうお方でして・・・。」

オービタルと小鳥の観戦コンビが和む。(笑)



遊馬に助けられたカイトが気に入らないIV。

やはり友情とか絆とかそういうものは嫌いな性格なのか?

カイトを挑発してもなかなか乗ってこない。

仕舞には苦しむハルトの映像を見せつける始末。

これにはIIIも引いてる様子。



今回のIIIのデュエルは、あくまでIVのサポート役でした。

シャーク戦のような一対一のデュエルだと、熱い所もみせてくれるけど、

今回はそういう様子はなく。

「例のコンボ」と言っていたのは、最初からカイトを罠にはめようと狙っていたのか。



ハルトの映像公開に対しては、やはり顔をしかめていて、

良心を持ち合わせた優しいキャラの様に思えますが。

それでもIVのやり方に口出ししないのは、

これがカイトにギャラクシーアイズを召喚させる為だと分かっているから。

トロンの指示通りに動き、Vの「頼んだぞ」にも答え、IVのサポートに徹する。

兄弟(家族?)をとても大事にしている様子。いい子なんだな、きっと。



デュエル時のいわゆる心理フェイズで、相手の動揺を誘う言葉や挑発を受けても、

遊馬の場合、アストラルのお陰でその影響は緩和されてるようです。

デュエルにおいて、常に冷静であるよう諭すアストラルは、やはり上級者ですね。



IVのセリフ。

「ムカツクぜってめぇら!俺のサービスをことごとく拒否りやがって!

 なんで俺に気持ちよくデュエルさせねぇんだ?!

 俺はお前達が苦しむ姿を見ていたいんだよっ!」

「い〜い顔だぜカイト。やれば出来んじゃねぇかよ。

 お前のスカした顔が歪んでいくのを見るのは、堪らねぇ快感だよ!フハハハッ!!」

酷いセリフだ。(笑)





IVの非道・外道ぶりが凄かった。

セリフも酷かったし。(笑)

(脚本が吉田伸さんだから?!)

デュエルアクションも派手!!

ターンエンドで静かに目を瞑るIII、ドローするだけなのにイキイキとした動きと表情のIV。

特にカイトを煽る時のIVの歪んだ表情、嫌味な目つき。

必死なカイトの気迫とか。

原さんの顔芸大会見事でした。(笑)

緊迫した中で時折みせる、おどけた遊馬のコミカルな動きと表情も楽しい。

作監:原憲一)