遊戯王5D's  第127話

第127話「激闘! 運命を賭けた黒い羽!」



ブレイブvsクロウ戦。



二体目の神を召還したブレイブが、勝利を確信し勝ち誇る。

会場はブレイブへの声援で埋め尽くされた。

クロウを応援する子供達は、自分達の応援がクロウに届かないと焦り、フェンスを乗り越えてしまう。

あわや転落に危機に、牛尾さんが駆けつけ事なきを得るが。



それを見た二人。

 ブレイブ「お前の為に、あの子達は・・・。」

 クロウ「分かってる!だから・・・俺は諦めねぇ!!」

これほど大勢の観客のブレイブへの声援も、クロウを応援する小さな子供達の声には敵わない。

そしてブレイブも、自分を応援する子供達へ思いを馳せる。



スピードワールド2の効果でカードをドローするクロウ。

そして、手札を2枚伏せ、最後の全力を見せると宣言する。

しかし、クロウの場はがら空き。手札は0。残りLPはわずか50。



次のブレイブのターン、Sp(スピードスペル)をドローすれば、

それをコストにスピードワールド2の効果発動でクロウの敗北が決まってしまう所だが。

ブレイブの引いたカードはSpではなかった。クロウは何とか即死を免れる。



クロウが伏せた二枚のカードは、ブラフだと読むブレイブ。

ブレイブにスピードワールド2の効果を使わせ、スピードカウンターを消費させた状態で敗北し、

次の遊星に繋ぐのがクロウの狙いだと考えた。

この圧倒的に有利な状況で、スピードカウンターの有利不利は今更関係ないと踏んだブレイブは、

スピードカウンターを10取り除き、クロウの場の伏せカードの一枚、ブラック・ウィングを破壊。

ロキでダイレクトアタックを仕掛ける。

残ったもう一枚の伏せカードも、ロキ相手に発動すれば無効化され破壊されてしまう。

クロウが発動させたのは、場に残された最後の伏せカード、もう一枚のブラック・ウィング。

当然ロキへの効果は無効化され、これも破壊される。

このままロキのダイレクトアタックが決まってしまうのか??



その時、クロウが墓地のモンスター効果を使い、ブラックフェザードラゴンを特殊召喚

手札も伏せカードも無くても、まだ墓地のモンスターが残っていたのだ!

それでも攻撃力でロキに劣るブラックフェザードラゴンでは、クロウの敗北は免れない。

攻撃を続行するブレイブ。



この時遂に、クロウが墓地からトラップ、ブラック・ウィングを発動!

ブラック・ウィングには、墓地に二枚存在するとき、

このカードを除外して、お互いのシンクロモンスターを一体ずつ破壊し、

さらに相手シンクロモンスターの攻撃力分のダメージを与える効果があった。

クロウが、ブレイブに二枚の伏せカードを破壊させたのは、これを狙っていたのだ!

墓地からのトラップ発動に、驚愕するブレイブとハラルド、ドラガン。

誰もが予想だにしない展開に、MCも仲間達も興奮する。



これが決まれば、敗北するのはブレイブ?

一方のブレイブも、自分も全力で応えてやる!とトラップ、神の束縛ドローミを発動。

相手モンスターが場を離れた時、ロキとの攻撃力の差だけ相手のLPにダメージを与える。

これにより、ロキとブラックフェザードラゴンの攻撃力の差500のダメージがクロウに。



両者の効果は共に有効。

二人のLPは0となり、相打ちという結果に。

互いの健闘を称えるブレイブとクロウ。

そして、ラストホイーラーへと勝負は引き継がれる。



ハラルドと遊星、LPは共に4000から同時にスタートだが。

二体の神を引き継いだハラルドの優勢は変わらない。



世界の命運を託されるのは、果たして星界の三極神を従えるチームラグナロクか、それとも赤き竜の力を持つチーム5D'sか。

このデュエルで運命が決すると言うハラルドに対し。

 遊星「運命なんてものは知らない!

    俺はただ、仲間達が繋いだこの絆のレーンを走るだけだ!

    俺たちの答えは、スピードの中にある!」

運命という言葉に翻弄されない、遊星の力強い言葉。



最初のターンに、いきなり三体のモンスターを召喚する遊星。

次のハラルドのターンに、永続トラップ、モンスター・チェーンを発動し、

モンスターの数に応じて3ターンの間、相手のバトルフェイズを無効化する。

これで神の攻撃を封じたかに見えたが。

ハラルドは一気に極神聖帝オーディンシンクロ召喚

とうとう三体の神がハラルドの場に揃ってしまう。



果たしてデュエルの行方は・・・・?





クロウとブレイブ、似たもの同士の対決は相打ちに終わる。

お互い全力を出し切って、清々しい表情。

前回のドラガンとジャックの対決も似たような感じでした。

どうもチームラグナロク戦は、同じ使命を持った似たもの同士の、割と和やかな戦いになりそう。

しかし、デュエルのダメージが実際に身体に及ぶので、あまり気楽ではいられませんが・・・。

チーム・ニューワールド戦を控えている事を考えると、迂闊に怪我なんて出来ない。



ブレイブがまたDホイール上で派手なパフォーマンス。

ハンドル手放して立ち上がったり。危ない。(笑)



普段は冷静沈着なハラルドが、デュエルになると意外とハイテンションで面白い。(笑)

私のターン!と叫ぶ時の力の入った表情とか。

そのような小細工は通用しない!と言った時の派手アクションとか。



前回のブレイブの極星霊デックアールヴとリョースアールヴのデザインもかわいかったけど。

今回の極星天ヴァルキュリアもかわいかったです。

モデルは北欧神話ではお馴染みのヴァルキリー。

他作品では凛々しく美しい女性として描かれる事が多いのですが、予想に反して可憐な女の子モンスターでした。



林田夫妻、地味に再登場。ブレイブのファンらしい。



今回の展開とは関係ないけど。

今頃シェリーさんはどうしてるんだろう?

それと、以前WRGPに参戦すると言っていた牛尾さんは、どうなったのかな・・・?

予選落ちしたのか、ゴースト騒動で忙しくて参加を見合わせたのか?

もう牛尾さんのデュエルでの出番がないと思うと少し残念。





アバンで前回のリプレイ直後から、クロウの顔が明らかに違っていて笑った。(笑)

クロウがイケメン化!

マユゲが凛々しくて目元が涼しい。面長な輪郭。

自重しているようでも、やっぱり個性が出てしまう、岡田作監と平山原画の影響力。(笑)

双子やクロウを応援する子供達もかわいいし、

目つきの鋭いシリアスなジャックの表情もかっこいい。

王様(遊戯)チックに腕組みして観戦する遊星とか。目が大きくて顔が少し幼め。



画面前方に向かっての腕のアクション

スピードワールド2の効果でカードドロー!のクロウ、

カードや指を画面前方に突き出す遊星の腕の動き)など、

いつもとは少し違った演出も面白かった。

作監:岡田万衣子)