遊戯王5D's  第72話

第72話「風の中にあるもの」



シェリー戦、後半。



シェリー登場で、OPのカットも、ヘルメット絵から素顔に変更。

今後も展開によってOP変わるのかな?



前回の予告通り、シェリーとのライディングデュエルを続行する遊星は、

アキにDホイールから降りるよう促すが。

このライディングデュエルの中で、大事なものを見極めたいと、アキは拒否する。

遊星、アキの希望を、意外とあっさり受け入れました。



ターボウォリアーをシンクロ召喚する遊星。

リーゼントのターボさん、活躍、久しぶりだ。

シェリーのモンスター、フルールド・シュヴァリエの攻撃をかわすため、一度素材モンスターに戻される。

トラップ・緊急同調を使って。再度シンクロ召喚しようとする遊星の手を読んでいたシェリーだが。

遊星は、一度は破壊された緊急同調を、ジャンク・コレクターのモンスター効果を使って発動させ、

見事ターボウォリアーを復活させる。



フルールド・シュヴァリエの破壊には成功したが、LPを100に減らした遊星。

ここでシェリーがスピードワールド2の効果を使えば、遊星の敗北が決まってしまう。

それは、非情に危険な賭だったのだ。

二枚ドローする機会を得たものの、スピードスペルを引けなかったシェリー。

運は遊星に味方する。



互いに相手の手を読み合い、危険な駆け引きをする遊星とシェリー。

この状況で、デュエルを楽しんでいる二人を目の前にして、

アキは、スピードの世界に魅了されていく。



デュエルの最中、シェリーはなぜデュエルするのかと遊星に問う。

その答えを見つけるためだと言う遊星に、シェリーは自身がデュエルする理由を語る。

それは、復讐。

カード産業に携わる名家の娘だったシェリーは、何者かに両親を殺され、命を狙われ続けてきた。

その両親の敵とは、なんとイリアステル。

今回のWRGPを、裏で糸を引くイリアステルに近づく為に、優勝を狙うという。



悲しい過去、辛い生い立ちが、彼女を凛々しい女性にしたんですね。

しかし、カード絡みで親殺されて、復讐の為にデュエルを続けるって、

GXのエドみたいだな。

父から託されたカードの存在とかも、同じ。

(クマのぬいぐるみの中に隠されていた、あのカードは一体?)

性格もどことなく似てるかも。大胆さとか。図々しさとか。(笑)



遊星には仲間がいると、口を挟むアキに対して

「あなたには聞いてない!」って、シェリーもキツイな。(汗)



ライディングデュエルを通して、相手とわかり合えるというシェリーの言葉に、ショックのアキ。

その言葉が本当なら、ライディングデュエルをしていないアキには、二人の世界に入り込む余地はない?

シェリーの必死の勧誘に、遊星は戸惑う。



「この人・・・何なの??」

アキの驚愕のセリフに笑った。

本当に、熱烈なラブコールですね、(笑)



遊星とシェリーが繰り広げる、凄まじいスピードの攻防。

スピードの世界にしかない、Dホイーラーにしか分からない、センセーションを、アキは感じ取る。



見方によっては、アキがシェリーに嫉妬している様にも見えます。

危険と隣り合わせの真剣勝負の中で、互いを理解していく。

そういう、ヒーローとライバルの関係って、

勝負の世界に入れないヒロインからすると、羨ましいんだろうな。

そのライバルが女性なら、なおさら。



アキさん、サイコデュエリストだから、デュエルでは常に相手より優位だった訳だし。

対等に、真剣にデュエルしてくれる相手が居なかった、孤独なデュエリストだから、

余計にそういう、デュエルを通した深い人間関係に憧れるのかも。



遊星は、一度は場のモンスターを全て失い、追い込まれるが。

スピードスペルを駆使して、相手の裏をかき、シェリーのモンスターを破壊せずに、

トラップ・スターライト・ロードの効果を発動。

スターダストの特殊召喚に繋げた。



スターダスト召喚の直前、遊星とシェリーの前にトラックが落下。

前回遊星を誘拐した男達が、遊星を亡き者にしようと仕掛けたのだ。

とっさに、アキがサイコデュエリストの能力を発動。

これが、今自分に出来る精一杯だと。

(ある意味、これが二人の初ペアデュエル?)

実体化したスターダストの力で、トラックを回避。

犯人達は、シェリーの部下らしき男(ミゾグチ)によって、ボコボコにされる。



前回、遊星の危機をアキ達に伝えたのも、幼少のシェリーを連れて脱出し、一緒に逃避行したのも、この人か。

回想で、泣きじゃくる幼いシェリーに、薔薇の花を差し出したり。

ある意味、この人がシェリーのフルールド・シュヴァリエ。(騎士)



デュエルは中断。

もしもデュエルを続けていたら、勝負を決めていたであろう、デッキのカードを、

シェリーはあえて確認はしませんでした。

アキにウィンクして、去っていくシェリー。かっこいいな。



私も、風になって遊星の心を知りたいと、アキはライディングデュエルを志す。

一方、何のためにデュエルするのかというシェリーの問いかけが、遊星の中にこだましていた・・・。



次回予告で、シンクロを使わない戦いを模索する遊星。

ジャックが対戦する?

OCG関係は詳しくないのですが、強力なシンクロモンスターが規制を受けるようになるとか。

アニメの展開とOCG事情が連動してたりするのかな・・・。



今回、ライディングデュエルに魅了されたアキさん。

本気でライディングデュエルを始めるのかな。

しかし、OP・EDには、それらしきカットないし。

そもそも、サイコデュエリストのアキがライディングデュエルしたら、まずいんじゃ・・・。

デュエルの衝撃が実体化して、デュエルライン(道路)破壊、対戦相手も大怪我?

でも、今は力を制御できるから大丈夫なのか。

アキのライディングデュエルは期待したいけど、既に強力なDホイーラーキャラが沢山いるので、

ライディングデュエルへの参戦と活躍は、望み薄い気がします・・・。



シェリーさん、「でもね」が口癖?

正体が明らかになった今回、演技にも変化が出てます。



終盤に挿入歌!!

OPを歌うLa-Vie.の曲でした。(「You say・・・明日へ」ってタイトルも掛けてるのか。)

こういう演出って遊戯王シリーズでは初なのでは?

いつもならシェリーが颯爽と去ってあっさり終わる所が、挿入歌の演出でよりドラマチックに。



不敵な笑みを浮かべながら、一人台詞でもくるくる表情を変えるシェリーの描写は、流石。

アキもシェリーも、瞳大きくて美人。薄く色づいた唇も色っぽい。

陰影が濃いのも特徴?

作監:原 憲一)