遊戯王5D's

 

第59話の追記



よそのサイトの感想なども見てるのですが、

59話は反響が大きかったみたいです。



相打ちを狙ったジャックの行動にがっかりしたという意見も。

これは意外だな。



ある意味確かに心中とも言えます。

それは決してしてはいけない選択。

カーリーの想いを踏みにじる事でもある。

ですが。



カーリーがジャックと共に生きる事(ダークシグナーとしてだけど)を望んでいたのに、

その願いを叶えてやれなかった事、

結局愛する人を救う事が出来なかった罪悪感、

そういったものがあるから、一人で死なせたりしない、カーリーの悲劇の運命を自分も背負おうと、

この選択に至ったんだと思います。

カーリー自身の望みとは言え、彼女一人を犠牲にして、

自分だけのうのうと生き残るなんて、ジャック的には自分が許せないだろうな。



がっかりした人は、

仲間との絆、世界を救う責務を放棄して、一人の女性を選んだ事が許せないのかな?

それとも、ジャックの弱さが垣間見えたから?



ジャックには精神的に強い人であって欲しいとは思います。

一方で、あの場面で割り切ってカーリーにあっさり止めを刺すようでは、薄情過ぎる。

お前と共に果てるのなら悔いはないと、そこまで言ってくれたからこそ、

人間的な魅力も増したように思えます。

心の弱さというより、人としての情かな。



かつては仲間を裏切りキングになる野望を選ぶほど非情な男が、

今は一人の女性を本気で救いたいと願った。

そこがドラマチック。



時にはシグナー達の「仲間」という言葉を否定してみせたり、

いつも素直じゃないし、強がってなかなか本心を見せないジャックが

カーリーの危機に、ここまで自分の想いを熱く語った所も良かった。



(要約:つまりジャックのファンです。)