遊戯王5D's  第19話

第19話「汚染される精霊世界 悪なる意思 超魔神イド」



龍可のデュエル、後半戦。

やはりというか、精霊世界が絡んでくると、展開がカオス。

(GX以来の伝統。(笑))



龍可の夢の中・・・ではなくて、心の中だったんですね。

そこは、デュエルモンスターズの精霊世界と繋がっている様子。



龍可に語りかけていた声の主は・・・?

サンライトユニコーンに導かれてたどり着いた先は、

枯れ朽ちた森の木々、えぐられた大地、そして、岩山に刻まれたドラゴン。

そのドラゴンこそ、エンシェントフェアリードラゴン。



ついに、龍可の記憶が蘇る。

幼い龍可が精霊達と楽しそうに遊んでます。

そこにエンシェントフェアリードラゴンが語りかける。

この世界を守る事が出来るのは、お前だけだと。

(3歳児にその話は、難し過ぎるだろ。(笑))

不在の両親と自分勝手な龍亞に不満を抱いていた龍可は、

この世界に留まり、みんなを守ると約束してしまう。



だが、約束は破られ・・・・。

前回語られた通り、龍可を呼ぶ龍亞の声が、彼女を目覚めさせ、

現実世界に戻ってしまった訳ですが。

それは無意識に兄妹の絆にひかれたから・・・だと思っていたけど、どうも違うらしい。



龍可は語る。龍亞の声を理由に、この精霊世界から逃げ出したのだ。

本当は、一人でこの世界を守るのが怖かったのだと。

忘れていたのではなく、自分の意志で記憶を、この世界を心に閉じこめて・・・。



これはちょっと意外な理由。

精霊世界を守ると言う、その責任の重さを、幼いながらにちゃんと分かっていて、

怖じ気づいてしまったんですね。

賢い子だ。



そこに、イドが現れ・・・・。

フランクまでもがこの精霊世界に現れる!

龍可の力が、彼をこの世界に引き込んだらしい。

そのシグナーとしての力を欲する者がいると、龍可を誘うフランクの顔が醜く歪む。

「さあ、おじさんと行こうじゃないか。」



「どうして・・・私が・・・この世界を守らなければならないの?

・・・どうしてみんな、私の力を・・・・?」

デュエルでも精神面でも追い詰められる龍可。

救いを求めて、龍亞の名を呼ぶ。また自分の名を呼び、現実世界に連れ戻して欲しいと。



その声に応えるように、龍亞の声が・・・・。

地表に湧いてきた水、その水面に、龍亞の顔が映る。

龍亞は龍可に約束を守るよう、語りかける

自分は遊星の様に強くなり、龍可を守るから、龍可はその世界を守ってあげて、と。



この龍亞の言葉も意外だったな。

一度した約束を守る事、課せられた責任をきちんと果たす事、心を強く持つ事。

普段はやんちゃでお気楽なくせに、大事な事はちゃんと分かってる。

本当はしっかりしてたんだな、龍亞。さすがお兄ちゃん。



あれ・・・龍亞に見捨てられちゃった??と、心配しましたが。

龍可ちゃんも強い子です!

この龍亞の言葉がきっかけになり、立ち直る。

現実世界での意識も取り戻し、いよいよ本気のデュエル!

デュエルディスクを構える両者。トラップ、マジックの発動も迫力あって良かった!



本性を現したフランク。

本当は龍可の力を引き出す事よりも、相手の苦悶する表情が見たかったのだと言い出す。

常軌を逸するフランクの表情。(汗)

精霊世界を汚すフランクに、岩山に封じられていたドラゴンが怒り、動き出す。

フランクの心(魂?)を破壊しようとするドラゴン。

フランクを救う為、デュエルを終わらせる事を決意した龍可がトラップ、オベロンのいたずらを発動。

両者同時にLP0になり、相打ちでデュエルは終わる。



あれ、このデュエル、フランクを救わなくても結局龍可が負けてたのかな?

自分の場のモンスターを守るために自身のLPを削り、相手のLPを増やしてしまうのは、

戦略的にはマズイ気がしますが・・・。



悪なる者の意志が精霊世界を汚しているとドラゴンは言っていました。

ドラゴンが最後に言いかけた、自分を封印した、その悪なの者の正体とは・・・?

(レクス達の事??)



ここで遊星のターン。

二人の様子がおかしい事に気づき、

ステージ間近で、おろおろデュエルを観戦するだけだった遊星。

デュエルで疲れ果て、倒れかけた龍可を抱き留め、お姫様抱っこで運ぶという、最後においしい役が。(笑)



遊星の腕の中で、精霊世界を守る決意をした龍可が、唐突に飛び降りる。意外と元気?

「大丈夫!一人で歩ける。」「・・・勝手にしろ。」

遊星がまた、優しい笑顔見せてくれました。貴重シーン。

しかし、面と向かってこの二人が会話したシーンって、実はコレが初めて?

期待していたほど、(お約束的には)龍可は遊星に懐かないですね。

そこが逆に良い気がします。



そして、龍可がシグナーである事が、遊星とレクス達に知られてしまう。

龍可の腕のアザを見つめる遊星の表情が複雑そう。

遊星自身もまだ知らない、シグナーに背負わされる、何かしらの過酷な運命を、

この幼い子も背負うのかと思うと・・・。

龍可のピンチは、遊星と龍亞が守ってくれると信じたい。

一人呟いてたジャック、龍可の事、どう思ったかな?



デュエル中に意識を失い、氷室達に医務室に運ばれたものの、

デュエル終了と同時に目覚めた龍亞。

しかし、夢の内容は覚えていないらしい。(がっかり)

覚えていたらいたで、龍可の秘密を全部しゃべってしまいそうですが。(笑)

”龍可は俺が守る”と言った、あの言葉。

その約束が果たされる時の龍亞の活躍に期待したい。



最後のラストシーン。

エンシェントフェアリードラゴン(?)のカードが。

これが龍可のドラゴンなんだろうけど。

そういえば、このカード、まだ龍可のデッキに入っていない?

今回のデュエルで最後に召喚されるのかと思ってました。

今、誰の手にあるんだろう?

そして、このカードがどうやって龍可の手に渡るのか?



次回はボマーさんと遊星のライディングデュエル!

ボマーが戦う(デュエルする)理由も明かされそう。

レクスの手先だけど、いい人なので、熱いデュエルに期待。

でも、ライディングスーツ(?)はなんか派手だったな。(笑)



苦悩しながらも強い意志を持ち、

女の子ながら、デュエルで意外にも、たくましさを見せてくれた龍可。

普通にこの子が主人公でも面白いかも。

(女の子向けOCG販促アニメ的に。

そうなると王子様役が遊星か? ←それはそれで、何かがおかしい。(笑))

主人公以外を空気キャラにしてしまうGXとは違って、

各主要キャラを大事にしてくれる今の5D'sの展開は良いですね。



「痛いよお嬢ちゃん」とか、今回もフランク役の関さんの演技がノリノリです。

フランクは普通に悪い奴でしたが、結局、龍可に救われました。

その龍可の優しさに感謝してほしいものですが。



龍可のまわりをクルクル回るクリボンとか、かわいかった。

でも最後の遊星はごつく見えたな。(笑)(作監:土橋昭人、水川弘理)