遊戯王ZEXAL  第83話

第83話「超弩級次元竜!!銀河眼の時空竜」



No.107 銀河眼の時空竜(ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン)

の出現に驚愕する遊馬とアストラル。

ホープの効果、ムーンバリアで攻撃を凌いだつもりだったが。

時空竜の効果で、モンスター効果は無効化され、変化した攻撃力守備力は元に戻り、

効果を発動したカード一枚につき1000ポイント攻撃力を上げ、

さらにもう一度攻撃を可能にする。

それはまるで、過去に戻って自分に有利な未来を選択するかのような、恐るべき効果。



ホープは破壊され、遊馬はスフィアフィールドの壁に激突、衝撃を受けて、倒れてしまう。

LP2500を残して、気を失う遊馬。

駆けつけたシャークが、デュエルを引き継ごうとしたその時。

上空よりカイトが現れ、このデュエルを引き継ぐと言う。

早速銀河眼の光子竜(ギャラクシーアイズ・フォトンドラゴン)を召喚するカイト。

場に二体の銀河眼が揃い、共鳴を起こす。



しかし、マジックによりオーバーレイユニットを回復した時空竜により、

光子竜は破壊されてしまう。

さらにカイトはダイレクトアタックを受けそうになるが、墓地のモンスター効果で、

光子竜を復活させ、この攻撃を凌ぐ。

そして遂に、カイトが超銀河眼の光子竜(ネオギャラクシーアイズ・フォトンドラゴン)を召喚。

時空竜の破壊に成功する。

対するミザエルは死者蘇生で時空竜を蘇らせ、さらにRUM-バリアンズ・フォースを使い、

超銀河眼の時空竜(ネオギャラクシーアイズ・タキオンドラゴン)を召喚する。



しかし、超時空竜の強大な力にスフィアフィールドが耐えきれず、崩壊。

デュエルは中断される。

自分の名を告げ去って行くミザエル。



宙に浮くスフィアフィールドの消滅により落下した遊馬を救おうと飛び出したシャークだが、

共に崖から落ちてしまう!

果たして二人は無事なのか?







銀河眼使い同士の対決!という事で盛り上がりました!

久しぶりにカイトのデュエルも見れて良かった!



ナンバーズは100枚に分けられたアストラルの記憶の破片、のはず。

ナンバーズが100枚以上存在する理由とは?

二体の銀河眼の因縁とは何なのか?

いろいろ気になってきました!!!



ここからは勝手な想像ですが。

バリアン界の危機を救う為、バリアンにはナンバーズが必要だった。

実験的に自分たちの科学技術で擬似的なナンバーズを作ってみた。

その結果出来たのが、オーバーハンドレットナンバーズ。

100枚のナンバーズはアストラル界のものだけど、

オーバーハンドレットは、バリアン産の擬似的ナンバーズ、だったりするのかな。



互いを引き寄せる二体の銀河眼の因縁が、とても気になる。

璃緒が言っていた「遙かなる時空を超えて、再び相まみえた二体の竜」の意味とは?

それはミザエル、カイトにも関係するものなのか?

光子竜と時空竜、二体は対立関係にあるのか?

それとも兄弟的なものなのか?



ミザエルによれば、

「ギャラクシーアイズが二体揃うとき、大いなる力への扉が開く」と伝え聞いていた、と。

これはバリアン世界に伝わる伝説のようなものなのか?

カイト、ハルトがフェイカーを介してバリアンから力を得ていたとは言え、

カイトがバリアンのものと思われる銀河眼を操れるのは、何か理由があるのか?



兄弟の絆の象徴とも言えるモンスターに、実は前世からの因縁があった、

というのが、DMにおける海馬と青眼ですが、

同じように、カイトと銀河眼にも、本人も知らなかった強い因縁とかあったらいいな、

とか少し思ったり。



ミザエルは、もう一人の銀河眼使いであるカイトの事を知っていた様子。

ミザエル自身は銀河眼同士の因縁を知っているようだけど、

それが語られる時は来るのか?

いずれ二体の銀河眼を支配する者、と言ってました。

二体の銀河眼を支配した時、その「大いなる力への扉が開く」のか?



ミザエルの本当の姿も驚いた。

髪型は同じだけど、体は黄色で、仮面を付けた、不気味な姿。

バリアル・フォーゼ!のかけ声と共に、姿を変えるのは、

カイトがフォトン・チャンジするのと、対照になってる?



これがバリアン人の本当の姿となると、

ギラグ、アリト、ドルペも、本来はこういう感じの姿なのか?



超時空竜の口上の時の映像、ジグザグの道の先にある大きな扉、

鎖による封印など、遊馬の夢に出てきた、あの扉とよく似ているように見えました。

遊馬をアストラルと引き合わせ、ゼアルの力を与えたあの扉と、

超時空竜と、何か関係があるのか・・・?

これが伝説にある「大いなる力への扉」なのか?

それは、アストラル世界に伝わる伝説の力・ゼアルと、対をなすような、

バリアン世界の力が存在するのか?



二体の銀河眼の共鳴は、スフィアフィールドの外にも影響を及ぼすほど強力。

超時空竜の強大な力に、スフィアフィールドが耐えきれず、

今回はデュエル中断になってしまったけど。

いつか決着を付けるときが来たら、スフィアフィールド以外で闘うことになるのか?

そうなると、次元の狭間、異空間、あるいは、カイト自身がバリアン界へ行く展開もあり得る?



遊戯王定番の台詞「それはどうかな?」を、今回はミザエルに言われてしまいました。

ORU(オーバーレイユニット)を回復する手段をちゃんと用意してある辺り、

侮れない・・・。



ナンバーズはナンバーズでしか破壊出来ないから、

光子竜ではナンバーズである時空竜を破壊出来ない。

しかし、モンスター効果を無効化できる超光子竜なら、時空竜も破壊出来る。

ナンバーズに関する設定が上手く生きた駆け引き。

(やや複雑だけど。(汗))



時空竜と超光子竜、どちらもモンスター効果を無効化できる能力を持っていますが、

両者のバトルはどうなるのか??

召喚された時点でモンスター効果を無効化できる超光子竜の方が、

後から召喚された場合有利、と教えて貰いました。なるほど。

そうなると、次にミザエルがカイトとデュエルするなら、超光子竜への対策を考えないとダメですね。

もしかしたら、超時空竜に、そうした対・超光子竜的な能力が備わっているのか?



今回の遊馬は途中でリタイヤし、カイトにデュエルを引き継ぐ事になりましたが。

遊馬がこれほどダメージを受けるのは珍しい・・・。

スフィアフィールド内で、生身で闘うのは負担が大きいのか?

それよりも、守りに入ってしまう程、精神的に追い詰められている今の心理状態が

大きく影響しているように思えます。



最後、何故か落下していった遊馬とシャーク。

次回予告をみる限り、二人とも無事そうですが。



次回、シャークは遊馬に何を語るのか。

思えば、シャークが迷い悩んで落ちぶれたときも、デュエルで語りかけ

救ってくれたのが遊馬でした。

今度は逆の立場になりそう。



立ち上がる事が出来ない遊馬が、必死にアストラルを守るんだと繰り返す姿を見て、

アストラルは何を思うのか?

思い詰めた遊馬に、アストラルはどんな言葉をかけるのか?

この辺も気になる・・・。

自分のせいで遊馬を苦しめてしまっていると、自分を責めてしまわないかな・・・。



アストラルとカイトの関係も、見ていて興味深い。

WDC後、遊馬とのデュエルで、カイトがサレンダーしようとした時、

それを諭したのがアストラルでした。

そういう事があったからこそ、デュエルを引き継ぐ際の

「済まない、カイト」「気にするな」

の短い会話が意味をなしてくる。



「ギャラクシーアイズ使いは一人で良い。そしてそれは、俺だ!」

そう言い切るカイトは、やっぱり頼もしいし、かっこいいな。(笑)



真月は、今回も離れてこのデュエルを見守っていました。

全く動じる様子がないのを見ると、

アストラルの事、バリアン界の事、ナンバーズの事も、多分知っているのかも。

明らかに何らかの目的があって遊馬に近づき、何かを監視しているように思える。

バリアン側の一人なのか、それともアストラル世界の関係者なのか、

あるいは、どちらとも違うのか?





言葉を持たないモンスター達が感情を示す描写が好きだな。

主を守ろうとしたり、ライバルに対抗心を燃やしたり。

超光子竜が、しっぽをゆたゆた振らして、昂ぶっている様子とか。

見ていてかわいい。

光子竜は生物的なのに対し、時空竜はメカっぽい無機質さで、デザインも対照的。



OP、影だったミザエルと時空竜の姿が明らかに。

ストーリーの進行に合わせて、敵の姿とモンスターが明かされていく仕掛けが、面白い。



それにしても、何度見てもこのOPアニメは、本当に良いなと思います。

曲の良さと相まって、凄くワクワクする。

見ているだけで元気が出てしまいそうな、

そんなOPアニメって、そうそうないです。



キャラのアクションが大きい!派手で見栄えする。

カードを伏せる時の、一瞬の目のアップ。

ミザエルの気合いの入った表情(顔芸)。



作監:Lee Seok-In)

(脚本:雑破業