遊戯王ZEXAL 第57話
第57話「シャーク撃沈!悪夢のファンサービス」
アストラルが感知した、紋章の力の波動をたよりに、
遊馬達が向かった先は。
遂にシャークとIVのデュエルが始まる!
IVが誘い込んだこのマグマフィールドは、水属性のモンスターに不利な灼熱のフィールド。
先攻のシャークが、マジックで1ターンの間、フィールド魔法の効果を凍結。
エアロ・シャークをエクシーズ召喚し、IVに効果ダメージを与える。
一方のIVも、早速No.15 ギミックパペット−ジャイアントキラーを召喚。
ここで会場への中継が途切れる。
観客に謝罪するMr.ハートランド。
しかし、この中断はハートランドの仕組んだ事ではなく、トロンの仕業だった。
IVがジャイアントキラーの効果でエアロ・シャークを破壊、その攻撃力分のダメージを与える。
続いてダイレクトアタックを仕掛けるが、永続トラップで無効化し、耐え凌ぐシャーク。
水属性モンスターを召喚時に破壊する、フィールド魔法、マグマ・オーシャンの効果が復活。
水属性デッキのシャークには圧倒的に不利な環境だが。
シャークは、永続トラップ発動で、フィールド魔法による破壊からモンスターを守り、
No.32 海咬龍シャーク・ドレイクを召喚。
それは、IIIがシャークに渡したナンバーズだった。
何も知らされていなかったIVは驚愕し、姿を現したトロンに抗議する。
「だって、君に話したら計画が漏れちゃうかもしれないだろ?
君は口が軽いからね。」
IVの役割を告げ、シャークを心の闇に引きずり落とすよう命じるトロン。
シャーク・ドレイクの攻撃で、ジャイアントキラーを破壊。
さらに、その効果で攻撃力を下げ、ジャイアントキラーを呼び戻し、
再び攻撃を仕掛けようとするが。
IVは特殊召喚したモンスターの効果でこれを回避。
シャークを罠にはめ、妹に怪我を負わせたのも、全てはトロンの命令に従ったまで。
トロンに向けたIVの言葉で、トロンが近くに居る事を知る一同。
トロンは全員の前に姿を現し、自分の目的を告げる。
凌牙の心を闇に落とす理由は、Dr.フェイカーを倒す刺客として操るためだと。
それを聞き、そんな事は認めない!と叫ぶIV。
凌牙より自分の方が強い事を証明しようと、反撃に出る。
No.40 ギミックパペット−ヘブンズ・ストリングスを召喚し、
装備魔法でシャーク・ドレイクを破壊せずに8回連続攻撃を可能にする。
攻撃の度に傷つき、LPを削られていくシャーク。
見かねた遊馬が叫ぶ。
デュエルは怒りや復讐の為にするもんじゃねぇ!
しかし、トロンは邪魔をさせまいと、遊馬の身動きを封じてしまう。
ドロワを苦しめたこと、IIIやVを復讐の道具にしたことを許さないと怒る遊馬。
恨みは闇を増幅させる、自分を、そしてDr.フェイカーを恨めと、遊馬の憎しみをも煽るトロン。
8回連続攻撃を受け、残り少ないシャークのLP。
IVはヘブンズ・ストリングスの効果を発動させる。
このままでは、次のターンのエンドフェイズ時、シャーク・ドレイクは破壊され、
その攻撃力分のダメージをシャークは受けることになる。
遊馬の必死の叫びにも、シャークは答えず、倒れたまま。
果たして、シャークは無事なのか!?
長々と引っ張ってきた因縁の二人の対決が遂に!
それぞれのエースが次々登場して盛り上がる!
さらにトロンの介入とか!
罠にはめられ、妹を傷つけられた恨みがあるシャークと、
トロンに焚きつけられるIVと、
トロンの残酷な目的を聞かされ憤る遊馬と。
苦しみ、憎しみ、恨み、嫉妬、悪意。
この場に居る三人の心の闇が、トロンによって増幅されていく。
あまりにも悲惨な展開。
IVのトロンに対する態度は、IIIやVとは違う。
二人のように素直で従順じゃない。
あんたの為にここまでしてきた!と憤ってたから、
シャークを罠にはめた事も、本意ではなかったんだろうな。
そういうIVの性格も分かっていて、わざと煽るトロンが酷い・・・。
これが父親のする事か???
これではIVが可哀相だ・・・・。
III、IV、V。それぞれの性格をしっかり把握した上で、
役割を与え、上手く扱い、自分の思う通りに操って、
復讐の道具にしている。
父親のトロンだからこそ出来る事ではあるけど。
それにしても酷い。
シャーク・ドレイクの件を予めIVに伝えなかったのは、
IVの口が軽いからだとトロンは言ってますが、これも嘘だと思う。
紳士として振る舞い世間を欺き、シャークを上手くWDCに引き込んだIVが、
口が軽いとは思えない。
今この場でわざと明かし、自分はIVを信頼していないと思わせることで、
IVの憎悪と嫉妬をかき立てている・・・。
さらに、自分が必要としているのはIVではなくシャークだと、強調までして。
本当に、えげつないな・・・・。
デュエルが大好きで、デュエルは人を幸せにするものだと信じたい遊馬にとって、
復讐と嫉妬の応酬であるこのデュエルを見守るのは辛過ぎる。
シャークの妹を傷つけた、と言うのは、
シャークを大会に引き込むための嘘かもしれないと思っていたのですが。
今回IVの口からハッキリ言われて、彼の犯行だったと確定しました。
いくらトロンの命令で、トロンの為に、と言っても、この罪は言い逃れできない。
IIIを見ていると、いつかトロンも改心して、一家全員幸せになって欲しいと思うのですが、
復讐の為に何人も巻き込んだ事と、何より人に大怪我を負わせた事を考えると、
その罪からは逃れられないな・・・。(汗)
シャークの妹に大怪我を負わせた、その詳細な経緯は、次回明かされるのかな?
本当に、IV自身の手で全て行ったのか?
シャークの妹の素顔とか、妹とIVに接点があったのかとか、いろいろ気になる。
IVを応援する女子(セイちゃん)に、密かにツッコミ入れる鉄夫と委員長。(笑)
世間では紳士的なデュエリストで通っていて、
その真の姿が悪魔のデュエリストである事を知っているのは、
ファンサービスを受けたことのあるデュエリストだけ。
デュエル冒頭では、シャークの事を「君」呼びで、まだ猫を被っている。
このまま紳士で通すのか?
それとも、今回のデュエルで、その悪魔ぶりをいよいよ世間に公表するのか?と思ったら。
中継はトロンによって中断。残念。
IVのファンの女の子達は、今後も真実を知る事はないのかな。
IVの召喚したジャイアントキラーを見て、セイちゃん達も引いてたから、
IVはジャイアントキラーのような凶悪なモンスターは、
普段のデュエルでは使っていなかったのかもしれない。
前夜祭の時とか、本性を隠して紳士に振る舞うIVが、見ていておかしい。(笑)
キャラの顔の幅広く、瞳大きめで幼い。
顔芸に気合い入ってます!IVの顔の歪み方が半端ない!!
カードをセットする時の、一瞬目つきが変化する演出が好き。
表情、動きとも力強くて、盛り上がる!
(作監:高橋和徳)