「落照の獄」
十二国記番外編。(「yom yom vol.12」掲載)
読みました。
裁判員制度が始まったこの時期に合わせた話?
死刑廃止論とか・・・・。
殺刑を望むのも、それに反対するのも、人を殺める事を恐れる「反射」なのだ、という、
主人公・瑛庚の結論はなるほどと思う。
自分は屑だと言う、重罪人・狩獺が、そう思うに至った経緯とか、心の闇に光を当てる事ができれば、
殺刑を免れる道もあるんだろうけど。
復讐の連鎖を止めるのが司法の役目だと言ってましたが、それは司法だけでは解決しない。
結局は個人の問題なんだろうなと思う。
奥さんの清花さんは出て行ってしまうんでしょうか?
何というか、前の奥さんもそうだけど、自分を頭が良いと思い込んでいる女性って厄介かも。(汗)
瑛庚さん可哀相だな。
所で、シリーズの本編にあたる、陽子と泰麒の話は、「黄昏の岸 暁の天」で終わり?
その後彼らがどうなったかは、もう書かれないのかな・・・。